恒大集団破綻の影響
最近は良く耳にする事も多くなったと思いますが中国の大型倒産の話題です。
恒大集団と言う不動産会社が33兆円の負債を抱えて弾けるのが近いと言われております。
21日償還期限の債務がどうなるかが分岐点になると思われます。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-09-08/QZ3M1VT0AFB501
リスク・イベントドリブン・アンド・ディストレスト・インテリジェンス(REDD)によると、中国恒大は今月21日に期限を迎える銀行2行からの借入金利払いを停止する計画で、1行には延長計画の連絡を待つよう要請した。
中国恒大、銀行2行に融資の利払い一時停止を通知-REDD
この日の香港株式市場では同社株価が一時3.1%下落し、2009年の新規株式公開(IPO)価格を割り込む場面があった。上昇に転じて引けたものの、同社が抱える膨大な債務を巡りデフォルト(債務不履行)懸念が広がった。
恒大集団の従業員は20万人、国内で3800万の雇用を提供しており、 破綻すれば、銀行・金融システムに大きな打撃を与えるだけでなく、失業者がさらに増えることになります。
失業の問題もそうですが完成前に購入した人もいるのではないでしょうか?その辺の影響はどうなるのでしょう?
https://news.yahoo.co.jp/articles/39a36eb5085b978db58f0c29669adc00554c4b64
中国の報道によれば、2019年から今年7月まで、恒大は中国で564万人にマンションを売った。また、グループの関連企業なども含めると、380万人の従業員を抱えている。もしいま倒産したら、合わせて1000万人近い人々の生活に、多大な影響を及ぼすことになる。
33兆円と言われても額が多すぎてピンと来ないと思いますので日本の大型倒産と比較してみましょう。
ザッとリーマンブラザーズの10倍と言ったところです。
破綻当時の預金総額は、約5兆9000億円、公表不良債権は9349億円。
都市銀行の経営破綻は国内初で、当時としては日本金融史上最大の破綻でした。
これだけの大型倒産になったら日本にも影響はあるでしょうし、余談ですが中国では洪水の影響、それに伴う食糧問題、住居問題等もあるでしょう。
では、これにより中国共産党が倒れるか?と言えばそうでもない可能性があるでしょう。
仮に習近平体制が倒れたら、上海閥の江沢民派が息を吹き返して来るでしょう。
そうしたらウォール街と連携して金儲け路線に戻り、李克強辺りがアメリカと丸く治め、また経済力を付け成長して力を付け…見たいな感じになるかもしれません。
或いはソ連がロシアになったのように、なんか曖昧なうちに、日本にとっては特に何も変わらず、何故かしれーっと国連に入っていた…見たいな感じになるかもしれません。
とりあえずは恒大集団の破綻により中国はどうなるか、慎重に注意深く見ていきましょう。