旧石器時代
教科書では5500年前から説明しておりますが、我が国では3万5000年前(旧石器時代)の遺跡が次々と発掘されておりますので資料に入れておきました。
人類は600万年前アフリカで誕生しました。そして中東に登場したのが200万年前、中東と言う場所は世界に拡散する玄関口にあたる場所だったのでしょう。
中東と言う地形は変化に富んだ場所でもありました。西は地中海沿岸のレヴァント地方、南はアラビア半島、北はコーカサス山脈、東はアフガニスタン、中東と言うと乾燥地帯と言うイメージがありますが、実際は緑が広がる沿岸平野から万年雪が残る高山帯までありました。
遺跡へ目を向けてみますと、現在のところ西アジア最古の遺跡は200万年前のシリアのアイン・アル=フィルが代表的な遺跡になります。
そして最古の都市の1つが南メソポタミアのウルク、紀元前4000年紀には250haに達し人口ほ数万人程だったようです。北メソポタミアではシリアのブラクと言う都市が興り中心部は100haほどの都市、その後アッカド帝国、アッシリア、バビロニア、ヒッタイト…と誕生していきました。
少なくとも紀元前5000年頃まではかなり平等な社会だった事が分かってきたようです。
文字の出現ですが紀元前4000年紀に現れる最初の文字は事物の形を簡略して刻んだ文字でした。羊や麦などを表す土製品を作り貸し借りの際に数を管理していましたが、やがて粘土に刻むようになったのが文字の始まりのようです。
因みに日本最古の土器についてです。
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大平山元Ⅰ遺跡(おおだいやまもといちいせき) 青森県東津軽郡外ヶ浜町字蟹田大平山元から発見された土器が炭素14年代測定法によって、約16,500年前のものであると推定されました。
この土器は、炭素14年を年輪や珊瑚年代を使って暦年に換算する国際校正曲線 (INTCAL 98)を使ったものなので当時の最先端技術を用いた制度の高い測定でした。
2009年、中国・湖南省の洞窟遺跡で約18千年前とみられる世界最古の土器片が発見されたと発表がありましたが、地層からの推測なので、炭素14年代測定を行えばはっきりするでしょうが、測定されたと言わないところを見ると眉唾もののようです。
異議がでた後、炭素14年代測定を行って結論を出したと言い出したようです。
しかし、日本の専門家たちが調査させて欲しいと要請しても拒絶され、盗まれて今はもう無いとされる胡散臭い代物のようです。